生体内の機能を総合的に評価し体内年齢を算出します。人間の表現型は、DNA修飾、遺伝子転写、タンパク機能、代謝など様々なレベルでの生命活動の総合点であり、各段階に関わるバイオマーカーから生物学的年齢が計算されます。

慢性炎症が全ての疾患のスタートであるという概念を元に、慢性炎症の度合いを評価します。免疫グロブリンはその細胞表面の特徴により炎症作用を持つもの、抗炎症作用を有するものに分類でき、その割合を評価し体内年齢として算出されます。

60歳でも40代のように見える方がいる一方で、70代のように老け込んでいる方もいます。同じ暦年齢でも生物学的な年齢は異なり、表現される型に差がでるのです。同じ1年間を過ごしていても老化率が異なると体が老化する度合いが変わります。各種のバイオマーカーを元に算出されます。

疾患を発症する10年前から免疫グロブリンは構造変化し始めます。この構造変化は疾患ごとに特有のパターンを持つため、そのパターンと近い傾向を示す場合罹患リスクが高いと評価されます。同じ暦年齢の集団と比較し、その方の罹患リスクの高さを％で算出します。

糖化とは、身体の中でタンパク質と余剰な糖が結びつき、劣化してAGEs（終末糖化産物）という老化物質が生まれる反応のことです。このAGEs量を測定します。糖化が進むと動脈硬化、糖尿病、骨粗鬆症といった疾患を引き起こしたり、しみ、しわ、たるみという外見の変化を加速させます。

握力とは、物を握るときに手の筋肉が発揮する力を指します。手と前腕の筋肉の状態を評価するだけでなく、全身の筋力を反映する数値と言われています。握力は、心血管疾患、呼吸器疾患、認知機能、死亡率に関連があることが多くの研究で示されています。握力の低下は平均余命の短縮を予測する可能性があるとのデータもあり、将来的な寿命、認知症のリスクを評価するための貴重なツールとなります。

腸の炎症、感染症、腸管壁の脆弱性、腸内細菌のバランスなど、腸の状態を評価するための包括的な検査です。不健康な腸や不均衡な腸内細菌は、自己免疫状態、メンタルヘルス、代謝状態、心血管疾患などのほとんどの慢性疾患に関連しているため、腸の健康は健康にとって極めて重要です。

HRV（心拍間変異分析）は自律神経の調整メカニズムを追跡する手段として国際的に認められている理論です。一般に、この心拍変動が大きいほど身体がさまざまな変化に適応していることを示します。HRVの測定により自律神経の活性度、交感神経と副交感神経のバランスを可視化します。

交感神経、副交感神経はそれぞれが活性化しておりパワーが高いほどストレスに対する抵抗力が高いと評価されます。自律神経のバランスから測定される数値が自覚症状と一致しないことも多く、客観的なストレス、疲労度の判定に有効です。

指先から得られた脈波を解析し、血液循環と血管状態を評価します。健康な血管は柔軟で弾性度が高く末梢循環も良好となりますが、血管が老化すると動脈が硬化し、心臓への負担が増大するため心血管疾患や腎臓疾患のリスクが高まります。血管の老化度合いを 7段階で評価します。 なりますが、血管が老化すると動脈が硬化し、心臓への負担が増大するため心血管疾患や腎臓疾患のリスクが高まります。血管の老化度合いを 7段階で評価します。

シミ、肝斑、くすみ、隠れジミ、毛穴、シワ、キメ、赤ら顔、ポルフィリン（ニキビのもととなるアクネ菌の代謝物）などのあらゆる肌状態を数値化。現在の年齢から 80 歳までの外見をシミュレートできます。体質改善治療による肌状態の変化を客観的に評価できます。

腎機能、肝機能、ビタミン、ミネラル、糖代謝、脂質代謝、ホルモンレベル、血球分析など、現在の全身の状態を把握する包括的な検査です。症状として現れる前に体内で起こっている異常を捉えることができます。その他の検査と合わせて総合的に解析します。

現代社会で生活している限り避けられない有害金属の蓄積を調べる検査。これらは体内で代謝機能や神経伝達を阻害したり、活性酸素を発生させます。不調の原因の可能性として評価します。

体脂肪量、除脂肪体重、脂肪分布の詳細を示す体組成に関する洞察も得られます。筋肉は長寿 と全体的な生活の質にとって極めて重要です。筋肉の損失を早期に検出することは、最適な健康状態を達成するために不可欠です。

心臓の収縮、弛緩により血液を循環させる際に血管壁にかかる力を測定します。高血圧は、心筋梗塞、脳卒中、腎臓病などの重大な危険因子です。血圧は、目立った症状を引き起こさずに高くなったり低くなったりするため、「サイレントキラー」と呼ばれます。

ステージ０から「がん」を検出できる画期的な検査です。対象となるのは、膵がん、肺がん、乳がん、胃がん、肝がん、大腸がん、舌がん、甲状腺がん、腎臓がん、前立腺がん、子宮がん、卵巣がんなどの固形がんで、体内にがんが発生した場合に血液中に微量に溶け出すがん関連物質を測定・数値化し、がんのリスクをC（リスク高）・B（要観察）・A（リスク低）の三段階に分類・判定します。